吉敷地域の文化

肥中街道大垰の竹伐採作業

2021/12/13

肥中街道大垰付近の整備を始めてからはや4年経ちます。街道沿いに竹が多く茂るこのあたりの整備に関しては、山仕事が専門の方から竹藪の膨張を食い止めるには3年間は継続して竹を切りとるようにと助言を得ていました。また、これまでの竹藪伐採のおかげで大垰の頂上付近には幕末のころ設けられていた関所の跡地らしき広場がぼんやり見えてきていました。そこでこの度、協議会の有志が街道沿いの竹と広場周辺の竹の伐採に出かけてきました。今回の作業で関所跡地がはっきりわかります。
当日はちょうど美東町文化研究会のイベント「肥中街道巡見」の催しがあり、多くの参加者と一緒に現場で大垰の関所の話や石灯籠の話も聞くことができました。文久3年(1863)長州藩が藩庁を萩から山口に移したころ、山口の防御を固めるためここ大垰に関所が造られたと説明がありました。
肥中までの街道上には数か所に文化団体があります。そこでは街道の説明をした書籍を刊行した団体や街道に関連したイベントを実施している団体もあります。これからは各地の団体と連携し、各地の街道関連イベントに参加したり参加してもらったり、街道上の地域間の交流を盛んにすることを念頭に活動を続けて行く積りです。

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