吉敷地域の防災

平川地区自主防災情報伝達訓練を見学しました

2017/7/21

平川地区自主防災情報伝達訓練を見学しました

防災本部で伝達訓練開始 おそろいのベスト着用

本部員が電話連絡をしています

 平成29年6月18日(日)に,平川地域交流センターで平成29年度平川地区自主防災情報伝達訓練が行われ,吉敷地区防災検討委員会から合計3名の委員が参加しました。
 8時50分に,平川自主防災委員会の本部長の金子さんが副本部長の藤井さん以下16名の本部員の方々と打ち合わせ会議を始められました。平川地区の39単位自主防災会へ避難勧告の情報を本部員が手分けして伝達する手順について確認されました。
 9時00分に平川地域交流センター長から避難勧告の情報を平川防災検討委員会の本部長に伝達されました。本部長はただちにその情報を受けた時刻を確認されました。本部長と副本部長は,15名の本部員とともに手分けをして,平川地区の各単位自主防災会会長(単位自主防災会が何と39団体もあります)に避難勧告情報の電話連絡を始められました。防災本部が置かれた研修室は,収容人数が30名の広さですから,17名全員が電話をかけると,話し声が交錯して非常に話しづらくなります。そこで,そのような場合には,近くの廊下や和室に行って電話連絡をするようにと本部長が指示されました。連絡先は多くの場合は固定電話で,携帯電話を連絡先にされた単位自主防災会会長は1割程度ということでした。

防災会の帽子

防災会の腕章

 避難勧告の情報を受けた各単位自主防災会会長は,その情報を所属する単位自主防災会の副会長,単位自主防災会の班長と班員,自治会班長へと連絡されました。情報伝達は,各段階でその内容と伝達を受けた時刻を記録する手はずとなっていました。これらの情報伝達が完了したら,各単位自主防災会長から伝達が完了したことを防災本部に連絡があり,本部員はその報告を受けた時刻と報告された方の名前を記録されていました。電話連絡の送受信のときには,時刻と連絡相手の名前および注意事項を記入する「タイムチェックシート」に記入するようになっていました。

 9時58分に,情報伝達を行った本部員の名前を記入したチェックシートを本部長に提出し,10時00分に情報伝達訓練を終了することになりました。この終了時点で,本部に情報伝達完了の報告がなかった単位自主防災会は39防災会のうち4団体のみでした。1時間で90%近くの単位自主防災会との情報伝達作業が完結したという結果は,この訓練が非常に優秀であったことを示しています。
 情報伝達訓練終了後,防災資機材を保管している倉庫内の点検作業に入りました。倉庫内には,上東地区自主防災会の防災資機材倉庫内と同等の資機材が保管されていました。保管された資機材をリストと照合した後,発電機の作動確認,投光器の点灯確認,チェーンソーの作動確認など災害時に備えて点検されていました。最後に,土嚢の作り方と土嚢の並べ方の実演が行われ,この日の訓練を終了されました。
防災報委員 右田耕人

 

防災倉庫の内部

発電機の試運転

チェーンソーを動かす

大変な土嚢づくり

ページ上部へ戻る